あなたに、ありがとう。

あなたに、ありがとう。

 あの震災をきっかけに、大切な人から預かっていた年老いた「息子」が、僕の三十数回目の誕生日の翌日に手のひらの上で永い眠りにつきました。
 普通よりも1.5倍くらい長生きだったし、少し元気がなかったけれど、くつろぐ姿を僕の家で大切な人に少し前に見せることができたので、僕も僕の大切な人も何とか受け入れることができました。
 翌日、僕は一緒に大切な人のもとに駆けつけ、三人で一緒に眠りました。

 今、この記事を書いている僕の肩の上では、色白の美しい「娘」が羽のお手入れをしています。

 あなたに、ありがとう。

 窓の外を一緒に眺めながら、そう呟くのです。

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2013-06-01 | Posted in 日々のこと, Comments Closed