ファーロの薄い長財布 スペリオ・フィンカーフ 上品な佇まいと手への馴染みの良さい惚れ込んだ

ファーロの薄い長財布

 春の季節に少しちゃんとした財布を探していました。ちゃんとしたというと曖昧ですが、ビジネスの場でも恥ずかしくない長財布と表現すればなんとなく想像はつくと思います。別にお会計時に格好をつけたいという思いはサラサラなくて、単に三十路半ばに差し掛かる自分の年齢を考えると、さすがに「お札を折り曲げない」長財布の一つは持っておきたいなと思った次第です。折れ曲がったお札を差し出すのは、お金以前に相手に対して失礼ではないとは言い切れませんので。

 長財布と言えば単に折り曲げたタイプや、大きくて厚みがあるジップタイプなど様々。なので、個人的にはいくつか条件を決めて選んでいきました。

1.可能な限り薄い長財布であること。
2.マチ付きの小銭入れが付いていること。
3.カードの枚数等は特に気にしない。
4.一目見てブランド品とは分からないこと。
5.上品なレザー製であること。

 要は、上品なレザー製でジャケットの胸の内ポケットに忍ばせても表にひびかない薄い長財布ということです。色々悩みに悩んで最終的に手にしたのは、FARO(ファーロ)の代表的な長財布モデルであるスペリオ・フィンカーフ(SPERIO FIN-CALF)。色はネイビーをセレクト。
 FAROはブリーフィングのバッグやダニエル・ボブなどの取り扱いでお馴染みセルツ(Sellts)が立ち上げた皮革ブランド。最高級のカーフを水染めと呼ばれる職人の勘で何度も繰り返し染める日本の伝統的な技法と、併せて何よりも革を薄く0.4mmまでそいだうえで綺麗に貼り合わせることで生まれる上品で端正なドレスよりの薄い財布が魅力的です。

ファーロの薄い長財布
 カードポケットは片面左右それぞれ3枚で計6枚収納可能。日本のブランドなので、カードポケットがきついということもありません。お札入れはカードポケット裏側と、その反対側小銭入れの裏側の2箇所。お札入れと領収書レシート入れとで分けることも可能です。
 小銭入れはジッパー付きで片側にマチが取られたタイプ。ジッパーはYKK製の最高級ライン・エクセラがあつらわれており、開閉はスムーズの一言。ジッパーを閉めた側、通常使いでは手前側にマチが設けられております。長財布に限らないですが、小銭入れにはマチがあったほうが断然便利です。小銭を探す手間がまったく違います。長財布では小銭入れに両側もしくは片側にマチがあるタイプを選ぶのが正解だと思います。
 革の色はネイビーと入っても上品な濃い藍色。ジッパーのシルバーと本当に良いコンビネーションだと思います。

ファーロの薄い長財布
 閉じた状態で分かる薄さと上品さ。別に財布に限りませんが、この佇まいから醸し出される雰囲気は大切に気を使いたいところです。因みに、サイズは185mmX90mm。薄さはジッパーの持ち手あるので一概には言えませんが、雑誌では15mmと記載されていました。もっともボンディングというか貼り合わせものでも薄くて柔らかい皮が使用されているので、個人的にはそれ以下の厚みと感じています。

 今回、三十路半ばの年齢を考えて「春財布」よろしく手にしたファーロの代表的な薄い長財布はスペリオ・フィンカーフ。薄くて軽い上品な長財布です。試しに、マーガレット・ハウエルのウールリネンの春物ブレザーの内ポケットに忍ばせましたが、合格です。ジャケットのシルエットを崩すことはありません。冒頭の写真のように、手の馴染みもよく、正直なところ使っていて快感すら覚える財布というのは初めての体験でした。

 財布選びは本当に悩みどころです。長財布にするか二つ折りにするか、ビジネス仕様でいくかカジュアル使いに徹するか云々、色々悩みましたがどのようなシチュエーションやファッションスタイルにも適する財布というのはオーダーメイドしない限り見つけることは不可能でしょう。今回気に入って手にしたファーロの長財布ですら、休日の少しアウトドアテイストに振れたファッションの場合には、ビジネス&ドレス然としたこのデザインは完璧にマッチすることはありません。それでも、とりあえずは特に今のところ深く気にはしないことにしました。
 ジャケットを脱いで着ていない夏場はバッグの中、休日も何だかんだバッグの中に放り込んでいる動き回ることでしょう。ファッションスタイルも然り。スーツやジャケパンスタイルではない少しラフな格好のときも財布はこの長財布を持っていくことでしょう。僕の今のライフスタイルの中で、人様の前で財布を開く機会はそうそうありませんので…。じゃあ何故長財布を買ったかって? お札を折り曲げたくないし折れ曲がったお札は扱いにくい、お金を大切にしたいという想いが強かったというところでしょうか…。そう、何だかんだ松浦弥太郎さんの影響を受けてしまったというところです。

 仮に例えば夏場ジャケットを着なくて手ぶらにならざる負えない状況が続く時、海外旅行でセキュリティに気を使わなければならない時はどうするのか? 残念ながらさすがに長財布はキャンセルせざるおえません。そんな時用のために、もしかしたら同じくファーロから例えばボッファ(BOFFA)・フィンカーフという三つ折りタイプのコンパクトな財布をセレクトするかもしれません。つまるところ、個人的にはファーロのフィンカーフという水染めの薄いレザーに惚れ込んだということですね。

[ファーロ] FARO SPERIO FIN-CALF 長財布 FRO301228(BLACK/010)
『松浦弥太郎の新しいお金術』 お金周りの苦手意識を克服したいと改めて感じる

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2013-05-06 | Posted in 衣のこと, , , Comments Closed