食わず嫌いだった納豆を食べられるようになった理由

納豆

 今でも当てはまるのかわかりませんが、関西人は納豆が嫌い、関東人は朝食に納豆がないとダメとか昔耳にしたことがあります。確かに両親とも関東とは無縁の育ちで、関西に住んでいた僕は納豆を小さいころから口にしたことはありませんでした。北陸の祖母は関東育ちなので、「納豆は体にいいから食べたら…」と帰省した際によく言われたものですが、あの匂いがダメでした。

 大学で関東に移り住み、コンビニとかに納豆巻きがあったりもしたのですが、貧乏学生だったので値段の安さに引き寄せられそうになりましたが結局食わずじまいが続いていました。しばらくして、大切な人と一緒に住むようになって、食卓に納豆が出るようになりました。
 関東人の娘なので、納豆のある食卓は普通のこと。混ぜてご飯と一緒に食べたり、味噌汁の具として入れたり、トーストの上にのっけたり…。特に味噌汁に納豆を入れられた時は驚きましたが、お腹も空いているし、後々のことを考えたら大人しく口にするしかないだろう…という流れでズルズルと納豆レシピにのみこまれてしまった訳です。

 「結局食わず嫌いだったんでしょ? チャレンジしないあなたの人生に対する姿勢そのものじゃない」とか言われた記憶があるようなないような感じですが、あれから10数年経った今では「とりあえず納豆さえあればなんとかなるか…」とさえ思えるようになったのです。そう、納豆は普通に美味しいということ。

 先日新宿に行った際の朝、ホテルを出て牛丼屋で朝定食を大切な人と二人で頼み、「背伸びせずに、ごく普通の平穏な生活を一緒に送れたらなぁ…」とかあくまでも心の中で呟きながら二人して納豆をかき混ぜたのは、ある日の小さな思い出です。

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2013-01-24 | Posted in 日々のこと, 食のこと, Comments Closed