マーガレット・ハエウル(MHL)のコットンジャケット ユニフォームを探して

 大の大人が「ユニフォームを探しています」と告白すればきっと驚かれるでしょうが、僕がここ一年探しているのは文字通り自分なりの「ユニフォーム」です。もちろん、プレイベートでの怪しげな衣装でもなければ、職を探し求めての制服でもありません。ここで記した「ユニフォーム」とは、一年中どの季節でも着回すことが出来る定番の衣類を指しています。

 外見なり洋服に気を遣うようになって約一年が経ちます。その中で、一年中着ることが出来てオンオフ問わずどのようなスタイルにも対応可能な衣類も見つかりました。それは、GAPのテーラードスリムフィットなキレイめチノパン、無印良品の白い長袖シャツ、そしてリーガルのストレートチップな黒革靴。
 真夏もこのスタイルで通し、寒くなればマーガレット・ハウエルのジャケット、さらに真冬はラベンハムのキルティングジャケットを羽織るといったスタイルで昨年の冬は乗り切りました。

 今手元には、秋冬用のマーガレット・ハウエルのモールスキンジャケットと春夏用のグレンチェックなジャケットがあります。どちらもキレイめなジャケットで気に入っているのですが、少し肌寒い季節には向かなかったり、端正なシルエットのお陰で着回しに苦労したりすることも(ジーンズスタイルであったり、ダナーのブーツであったり・・・)。
 さらに、何だかんだいって、厳格なドレスコードが必要な高級レストランやホテルには行く機会もそうそうありませんし、職業柄、GAPのチノパンで仕事関係の客先に赴いても大丈夫ということも分かってきました。

 そこで、ジャケットを脱がざるをえない真夏を除いた春秋冬に着回せて、ラフなジーンズやブーツ、スニーカーなどにも簡単に合わせられる少しカジュアル目のジャケットを探していました。手にしたのは、前からも気になってはいたマーガレット・ハウエルのセカンドラインMHLのコットンツイルジャケット。秋冬コレクションの定番アイテムです。

 少し厚めのコットンツイルですが、軽さが感じられるコットン100%のMHLの二つボタンジャケット。フロントの胸ポケットにもフラップが付いたカジュアルでワークテイストが感じられるグレーのジャケットですが、いわゆるビジネスカジュアル的にも着回すことが出来そうです。マーガレット・ハウエルは英国のブランド(資本は日本のアングローバルですが・・・)ということもあり、イメージとしては英国の労働者・農夫といった感じでしょうか。

 人によってはダークネイビーとも感じられる、マーガレットらしい曖昧なカラーのコットンツイルジャケット。MHLラインなので、マーガレット・ハウエルにしてはお求めやすいアイテムでした。ちなみに、お値段から中国製かなとも思いましたが、しっかりとした日本製。

 出来ることならば年中このコットンジャケットとGAPのチノパン、そしてリーガルのストレートチップな黒革靴を身につけて、時々大切な人に会う時は素材感も合ったネクタイをして・・・というスタイルが今のところ僕が思い描く自分なりの「ユニフォーム」です。

 最後に、このスタイルのお手本とする人を紹介します。それは、書籍を通じてですが敬愛する人である松浦弥太郎さんです。雑誌『暮しの手帖』の編集人、古本屋COW BOOKSの店主、そして作家など多数の顔を持つ松浦さんですが、インタビューなどのメディアに登場する際は、決まってワークウエア的ネイビージャケットにネクタイといったスタイル。著書『いつもの毎日。』では、愛用のネイビージャケットとして、英国のオールドタウン(Old Town)のジャケットを挙げられています。

 実際に、このマーガレット・ハウエルのジャケットで年中過ごせるのか、出張や会議などにも耐えうるのかは未知数です。ですが、肩肘張らず気軽に羽織れて、特に目立ちはしないありふれたジャケットだけれども上質でトラディショナルなマーガレット・ハウエル(MHL)のコットンツイル・ジャケットは、僕の今のライフスタイルに誠実に寄り添ってくれる気がしています。

いつもの毎日。
『いつもの毎日。』 松浦弥太郎 ベーシックなモノを通じて見つめるていねいな暮らし方

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2011-09-26 | Posted in 衣のこと, , , , Comments Closed