2010年 読んで良かった素敵な本

松浦弥太郎 いつもの毎日。

 僕は漫画や小説など様々なジャンルを文字通り「読み漁る」ほど読書好きなのですが、ブログなどにレビューしたりコメントをするといったことが何故か苦手です。理由は分からないのですが、いわゆる「書評」というスタイルが苦手ということと、素敵な本に出会ったら感動のあまりそれで満足してしまう・・・という気持ちが強いというところ考えられます。
 2010年も様々な本を読み、素敵な作品に出会いました。その中からほんの少しですが、特に「出会えて良かった」と思える作品を紹介します。

松浦弥太郎さんの本

 松浦弥太郎さんに関しては、古本屋COWBOOKSの店主という認識で幾つかの作品を過去に読んでいたのですが、今年は僕のファッションや生き方・暮らし方の(勝手ながら)「メンター」的な役割を持ってもらい、いくつかの作品を読んできました。

いつもの毎日。 いつもの毎日。
 ベーシックでトラディショナルなモノを通じて見つめるシンプルで気持ちの良い暮らし方が本作品で紹介されています。決して商品カタログ的ではなく、そのモノを愛する由来などが、いつもの透明感溢れる松浦弥太郎節で語られています。

『いつもの毎日。』 松浦弥太郎 ベーシックなモノを通じて見つめるていねいな暮らし方

松浦弥太郎の仕事術 松浦弥太郎の仕事術
 社会人になっていつのまにか忘れてしまう心構えなどが、サラリとした語り口で紹介されています。仕事をする上でいつになっても読み返したくなる素敵な作品です。

『松浦弥太郎の仕事術』 松浦弥太郎 術よりも仕事に対する姿勢を改めて気付かせてくれる

 このほか、松浦弥太郎さんの本は殆ど全て読んでいるのですが、正直全てオススメです。「ていねいな暮らし」を考えられている方々には是非触れて頂きたいと思います。なかでも、生き方や他人とのコミュニケーションなどに関しては、下記の作品がオススメです。タイトルも秀逸です。
あたらしいあたりまえ。
今日もていねいに。

シンプルライフ

シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう シンプルに生きる―変哲のないものに喜びをみつけ、味わう
 年末だからでしょうか、再びドミニック・ローホーさんの本作品が店頭に平積みされるようになりました。簡潔な言葉、実践的といったところが人気の秘密だろうと思います。女性向けですが男性にも・・・。流行りの断捨離にも通じます。

オトコのファッション

王様の仕立て屋 1 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプ・コミックスデラックス) 王様の仕立て屋 1 〜サルト・フィニート〜 (ジャンプ・コミックスデラックス)
 ナポリに住む若き天才日本人の仕立屋織部悠が活躍する人気作品。『美味しんぼ』のファッション版といったところでしょうか。スーツをはじめファッションに関する知識や、男性と女性の関係について、色々学ぶべき所が多い作品です。
 夏に患ったヘルニア入院の際にはお世話になりました。

海外のハードボイルド作品

 実は海外小説は苦手としてきたというか食わず嫌いだったのですが、今年の後半は、その面白さに初めてのめり込みました。

ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11) ロング・グッドバイ (ハヤカワ・ミステリ文庫 チ 1-11)
 言わずとしれたチャンドラーの傑作『長いお別れ』の村上春樹訳。探偵の代名詞とも言うべきフィリップ・マーロウが見つめるアメリカ社会は、時代が変われどある意味不変です。脇役描写も非常に細かく、それは今もなお現代社会にあてはまるものばかり。

レイモンド・チャンドラー 村上春樹訳 『ロング・グッドバイ』 時代や国が変われど社会というものは基本的に変わらない

サマータイム・ブルース〔新版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) サマータイム・ブルース〔新版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
 フィリップ・マーロウとはうって変わり、女探偵V.I.ウォーショースキーがシカゴで活躍するハードボイルド作品。ステレオタイプで申し訳ないけれど、80年代というか現代のアメリカ人女性の生き方そのもののような感じで楽しみました。結婚、離婚、恋人、ボーイフレンド、仕事、家族・・・それらに向き合う女性らしい「逞しさ」が感じられるシリーズ作品です。

おわりに

 いい加減、レビューというか、個人的な防備録としても記事としてまとめておかなければならない作品がまだまだ数多く積んであります。
 単なるエンタメ作品も面白いのですが、個人的にはエッセイにしろ小説にしろ、何かしらの「気づき」を与えてくれる作品が好きです。
 2011年の読書傾向の予測ですが、相変わらずライフハック系や自己啓発系は避けて、雑誌『天然生活』系というか「ていねいな暮らし」系の書籍により一層触れていこうかと思っています。
 それでは、2011年も素敵な作品に出会い、笑顔でいれますように・・・。