金魚屋古書店 6 (6) (IKKI COMICS)
大好きな漫画『金魚屋古書店』。のんびりホンワカした素敵な古本屋の周りで起こる漫画にまつわる物語が展開されている作品。
【あらすじ】
国内外を問わず膨大な数の漫画古本を取り扱う『金魚屋古書店』を舞台とする作品。
迷いや憂いを抱えた人、思い出を求める人、本を愛する人などがぶらりと立ち寄った金魚屋の古本に救われたり、代理店主の鏑木菜月とその周囲の人間が漫画を中心に織り成すショート・ストーリー。
【目次】
第36話 臨時休業
第37話 乙女の謎
第38話 1/24秒の記憶
第39話 古本のお医者さん
第40話 嗚呼男意気
第41話 本が好き(前編)
第42話 本が好き(後編)
【書評】
ホントに大好きな作品。単行本が出るのを楽しみにしている漫画の一つ。まだ完結していない漫画なので全体としてのレビューというか評価は出来ません。本エントリーでは、『金魚屋古書店』第6巻に収められた中で気になるお話を。
それは第41話と第42話の本が好き(前後編)。
金魚屋に出入りしているキンコちゃんが新刊書店でバイトしているストーリー。キンコちゃんと、「”職業(しごと)っていうのはね、その職業に”なる”よりも、そのあとも”ずっとなり続ける”事のほうが、何倍も何百倍も大変なのよ」と説く漫画フロアの先輩あゆさんとの物語。
スリップの分類が大好きな、ちょっとクールなあゆさん。”積み”(平積み)の本よりも”差し”(本棚に背表紙を向けている)の本の品揃えに神経を払っている素敵な女性。そんなやり手の彼女が大型書店へヘッドハンティングされかけている。
大型書店と金魚屋のような小さな古書店とどちらが「いい本屋」なのだろう?
キンコちゃんは好きなあゆさんが、そんな大型書店に引き抜かれることに少なからず「不満」がある模様。
あゆさんが金魚屋の「主」斯波尚顕(イケメンだけど漫画バカ)に同じ質問を投げかける。
「川と海、2つを比べてどっちがいいかなんて、言えませんよね。川が新刊書店、海が古書店かな」と答える斯波。
新刊書店は「川」。次から次へと新しい水が流れてくる。
古書店は「海」。それら流れてきた本が流れ着く海。それも「豊かな」大海。
予測通り書店を辞めたあゆさん。彼女の新しい働き場所は…(ネタバレになるので記しません)。
私は本屋が新刊・古書問わず大好きだ。何時間居ても苦にならない程だ。でも、残念ながら「差し」が素敵な新刊書店には余り出会ったことがない。そんな本屋に何時の日か出会ってみたいものです。
本当の心情を吐露してみると、「本屋で働きたい」というのが本音だ。何時か実現したいし、自分の「素敵な」本屋を持ちたいと思っています。
こんな所で真剣に夢を語っても仕方がないかもしれません。
漫画『金魚屋古書店』。本好きの方、そして本屋にお勤めの方全ての人々に触れてもらいたい素敵な作品です。
・金魚屋古書店 6 (6) (IKKI COMICS)
・漫画『金魚屋古書店』 芳崎せいむ こんな古本屋がある所に住みたい