「初心は人を楽にする」 名越康文さんの言葉

まわりにあわせすぎる人たち まわりにあわせすぎる人たち
 私自身はスピリチュアルな世界は信じないし、リアルな現状を直視する人間なのですが、時々他人の言葉に反応してしまう。正直言うともう少し物事に正面から向き合えば楽に生きていけるとは思うのですが、直面した事象を殆ど斜めから俯瞰してしまう。

 確か日本テレビの『ラジかるッ』という番組の中だったと思うけれど、精神科医の名越康文さんが映画の紹介でキーワードとして「初心は人を楽にする」を述べていた。

 名越康文さんは、よくテレビで見かける眼鏡をかけた大阪弁の若い精神科医だ。


 「初心は人を楽にする」

 例えば会社に就職した時、初心としては「これで親のスネをかじらなくて済む」と思う。しかし、会社で仕事をしていくうちに、「もっと高い給料をもらいたい」、「もっと昇進したい」という欲が生まれてくる。それがモチベーションに直結すれば良いけれど、欲が次第に生活や精神を窮屈にしていき、袋小路に追い込んでしまう。

 初心はもっと素直で、「仕事に就けただけでも幸せ」という思いもあったはずだ。その初心を何処かに忘れて生きていくうちに、欲に縛られて無計画なまま何となく会社を辞めたりする。
 もっとも、「欲」も人生の階段を上がっていくためには必要なことだ。けれども、初心を忘れたら元の子もない。

 初心を振り返り、今生きている事に感謝する。良い意味でハードルを下げることは、人をラクにする。

 「初心は人を楽にする」
 当たり前のようだけれども、「言葉」として示されたらハッとさせられるものだ。

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2007-11-26 | Posted in 心のこと, , Comments Closed