ウジェーヌ・アジェ写真集
随分前のことだけれども、テレビ東京系列『美の巨人たち』で紹介されたウジェーヌ・アジェ。特に美術に造詣が深いとは決して言えなく素人甚だしいのだけれども、ここ数年、この番組を通じて少しずつだけれども「美」に関して知識を得ている。
アジェ(アッジェ)は、フランス南西部のボルドーの近くの町リブルヌに生まれの写真家。近代写真の父とも呼ばれている。 19世紀後半から20世紀初頭に生き抜いた人物。
番組からのうる覚えで申し訳ないけれど、確か最初は絵描きを目指していたウジェーヌ・アジェ。しかし、自分の才能に疑問を抱き、その時代の名だたる絵描きのためにパリの風景を写真に収めていく。

あくまでも「資料」としての写真。切り取られるのは、静かで鮮やかなパリの街角。「動く」ものや「時代を反映する」ものが無いから、色あせることがない。ある意味「暖かさ」が排除された風景だから、ウジェーヌ・アジェ本人の鋭い視線を感じることが出来る。
写真を撮ることに興味を持ち始めて日が浅いけれども、ウジェーヌ・アジェの写真には素直に「身の毛がよだつ」鋭さと美しさを感じることが出来る。
いつかパリの街を訪れた際にはアジェの切り取ったパリの街角を巡ってみたいと思うのは必然かもしれない。
ウジェーヌ・アジェのパリ (タッシェン・アイコンシリーズ)
古きパリの写真家ウジェーヌ・アジェの写真集。19世紀の地誌的な写真と20世紀の芸術的なドキュメンタリー写真との間の橋渡しだと見なされているアジェの写真を多数収録する。アンドレアス・クラーゼによる序文も掲載。
アジェのパリ
ウジェーヌ・アジェがパリの街を撮り始めてから100年。自分を消すように生きた、静かな写真家の立った場所に写真家が立ち、その「まなざし」に入り込んでみれば、いろんなものが見えてくる。
ウジェーヌ・アジェ回顧
19世紀未から20世紀初頭にかけての30年間に、パリとパリ郊外を撮影し、およそ8000枚の写真を残した孤独の写真家アジェ。歴史的建造物、教会、古い街並、中庭、店先、室内、庭園、街角の人々など、失われゆく「古きパリ」を彼は克明に記録。アジェの記録に徹した透明に眼差しは、当時流行した絵画主義写真とは全く異なる、写真だけがもちえる世界を提示した。アジェは、生前は認められることなく世を去ったが、その偉業はアメリカ人写真家ベレニス・アボットによって後世に伝えられ、やがて近代写真の先駆者の一人と称されるに至る。本書は、東京都写真美術館をはじめ、アジェ自身が写真を納めたパリ市歴史図書館や、カルナヴァレ博物館、イル・ド・フランス博物館、そしてアボットのコレクションを継いだニューヨーク近代美術館から200点にのぼるプリントを選び、アジェの全貌に迫っている。